上海

【上海名物】上海蟹(シャンハイガニ)

中国に赴任する前、上海の料理って何?って考えると、真っ先に思い浮かぶのは、上海蟹でした。

上海蟹の季節が終わってから赴任したので、今回初めての上海蟹を食べました

上海蟹とは

淡水の蟹で、10㎝程度の小ぶりな蟹です

身の部分は食べる場所が少なく、蟹みそや、卵を楽しむ蟹です

日本人は、上海蟹と呼びますが、実際は、江蘇州の陽澄湖での養殖が多いようです

また中国では、上海蟹ではなく、「大闸蟹」と呼ばれています

中国人に上海蟹では伝わらず、同僚に「上海蟹のおすすめのお店教えて!」といっても伝わりませんでした

上海蟹の季節

上海蟹は、美味しい季節があります

10月は、卵をたくさん蓄える雌の蟹の季節、

11月は、良く育った雄の蟹の季節と言われています

蟹の体自体は、雄の蟹のほうが大きいですが、現地の人の話を聞くと、雌の蟹のほうが人気のようです

上海蟹の老舗 王宝和酒家

上海蟹をお店で味わいたいと思い、上海人の同僚におすすめのお店を聞いて訪問しました

上海人がおすすめする上海のお店は間違いないです

店構えは、シンプルな感じです

入店すると、蟹がお出迎え

 

   

日本語のメニューもあり、どれも美味しそう

注文は微信でするように言われ、一人500元(約9000円)の蟹瀬セットを注文


前菜3品


蟹とふかひれのスープ


蟹身の蟹みそ炒め


白身魚の蟹みそあんかけ


エビの蟹みそ炒め


ナマコと蟹の煮込み


そして本命の上海蟹

雌と雄1匹ずつ来ました

おなかのふんどしが丸い形をしているのが雌、とがった形をしているのが雄です

実際に食べてみての感想としては、蟹みそは美味しい

身は蟹の味がしますが、量も多くなく、そこが少し残念です

また、食べるのが非常にめんどくさいです


蟹みそと麺


青菜の蟹肉炒めのせ


点心

ほかにも、蛙肉の蟹みそ炒め、蟹みそ入り小籠包などが来ましたが、後半になるにつれて、料理のペースが上がっていき、写真を撮り忘れました。

よくここまで、蟹ずくしの料理を思いつくものだなと感心ました

それも美味しく、非常に良い経験になりました

 


上海蟹は、紹興酒と一緒にいただくのが、いいようです。

このお店は、自家製の紹興酒を作っています

8年物と、20年物をそれぞれいただきましたが、20年物は、味が濃厚で特に美味しかったです

上海蟹を実際に食べてみて

名前だけはずっと聞いていた上海蟹をやっと食べることができました

蟹は美味しく、また食べたくなる味でした

ただ個人的には、蟹の身を味わう日本の蟹のほうが好みだなと思いました